モネピィの哲学

Twitterで歌ってます。 もね@mone_20201222

16:弟への愛

私には妹と弟がいる。

私は今32歳で

妹は1歳下、弟は3歳下。

 

弟がとても変わり者で困っている。

どう関わっていけばいいのか

本当に分からない。

 

アニメとゲームのオタクで

システムエンジニア

自分のことしか考えてなくて

東京に住んでるから

会うことも少なくて(私は京都在住なので)

誕生日にLINE送っても返ってこないし

向こうからは連絡してくることはほぼない

 

たぶん嫌われてるんだと思う。

 

私の家は、

私が中3の時に父親が病気で亡くなったので、

私母妹弟の4人家族でやってきた

 

私は未熟者だったから、幼かったから

弟に対して

姉であるという権限を使って

弟の気持ちも慮らず当たり散らしてしまった

 

そんな過去もある。

 

私の家にはお金が無かったし

頼れる人もいなかったので

私妹弟の3人で協力し合って1つの家に住んでたこともある。

 

弟は家族の中で男ひとりだったから

理解してあげられなかったこともたくさんあると思う

寂しい思いもたくさんさせてしまったと思う

傷つけてしまったこともたくさんあると思う

 

弟と良い関係を築けなかったことは

私にも責任がある。

どちらか一方が悪いわけじゃない。

関係というのは

どんな関係性においても

どちらか一方が悪いせいではない。

2人共の問題なんだと思う。

 

私の勝手な考えを言うと、

父親というのは厳しさを教える存在

母親は優しさや愛を教える存在

それぞれの役割があって。

両方を見ることによって

比較することで

そこから多くのことを学べるんだと思う。

 

違うものを比べて考えて初めて

じゃぁ、

自分はどう在るべき?

そんな風に考えることができる

 

比べられる様々な物事に触れることによって

自分にとって大切なことに気付けるし

自分自身を育むことができる

 

いろいろな人の存在のおかげで

自分というものを位置付けることができている

 

父親という厳しさを教える存在を無くしたことで、

誰からも叱ってもらえなかったことで

甘えん坊な大人になってしまった

私自身がそうだし、弟もそうなのかもしれない。

 

私も子供だったんだから仕方ない。

そう思って、自分を嫌うことは簡単。

何もしないことは簡単。

はたまた誰かを責めて責任転嫁して

他のせいにして

それでスッキリ済むなら良いのだけど。

そうしていても私は納得いかないし、

よりいっそ、そんな卑怯な自分をずっと責めることになるだけ。

 

私の家系は目が悪くて

私も母も弟も網膜剥離の手術をしている。

弟は手術に何度も失敗して、

片目はほとんど見えなくなった。

もう片方の目の手術をするのにお金と付き添いの人が必要で。

 

今まではできる限り協力してきた。

でも、

 

妹の結婚式にも出席せず

自分が困った時だけ業務連絡のように連絡してくる弟に、

 

私は久しぶりに怒った。

 

私は怒るのは嫌いやから

できたら怒りたくない。

 

そうは言っても

相手の言うことを全面的に聞き入れて、

甘やかすのは愛じゃないと思った。

 

そして言いたいことを言わない私も

自分を甘やかしてるんやと思った。

 

言わないんじゃなくて、

言えなかっただけ。

言う勇気がなかっただけ。

自分を正当化して逃げてるだけ。

 

怒りを使って伝えてしまったのは

私が未熟者だから。

私は姉として、上に立つものとして、

権力を振りかざして怒りという暴力を手段に

相手を従わせるのは間違ってると思う。

私は未熟者。

それがうまくできないくらい

小さな人間で。

その度に反省することしかできないくらい愚か者。

 

でも、怒りが出てきたのは弟への愛があるからだとも思う。

どうでも良い、関係ない

と思ってたら、何も思わない。

私は弟に憎まれても

嫌われても恨まれてもいいと思った。

 

私は、私が正しいとは思ってない

それでも、何も伝えないでいるより

怒りの力を借りながらでも、伝えるべきだと思った。

 

弟を怒りを使って動かそうとしてるわけではなく、

私の気持ちを分かってもらいたいから

でもない。

 

人の気持ちを考えろ

いい加減にしろって弟に言った

業務連絡みたいに連絡すんなって言った

 

私は子育ての経験もないし、

まだまだ何も分かってなかった。

 

怒るじゃなくて叱るっていうのがこういうことかって

今日初めて分かった気がする。

 

伝わってないけど、

私は心の底から弟に幸せになってほしいと願ってる。

姉としては、

生意気な弟も可愛いねん

どんだけ嫌われても可愛いねん

 

フォローは妹や母に任せればいい。

私は弟に教えるためになら

嫌われ者になってもいい

 

その役割を担ってもいいくらい

弟を愛してると思った。

うまく伝えられへんのは私が悪い。

 

もっともっと人として成長したい。