モネピィの哲学

Twitterで歌ってます。 もね@mone_20201222

6:ホンモノを探す旅

ずっとずーっと探していた。

 

何を?

 

ホンモノを。

 

本当を。

 

 

例えば、

本当の優しさとは?

本当の正しさとは?

本当の幸せとは?

 

何かとホンモノを探そうとして

あがいてきた若き頃の私。

 

人は何のために生きるのか?

 

どう生きるのべきなのか?

 

何を目指すべきなのか?

 

そのようなことを、

考えるのが好きだった。

 

今も好きやけど。

 

今と昔とで違うのは、

何を考えようと

どれだけ本物を探そうと

全ては、

「自分にとって」

自分以外には通用しない話なんやって、

思えるようになったってこと。

 

 

自分の頭を通して、

自分の価値観を通して

何を考えようと、

 

万人に共通の概念を導き出せるはずがない。

 

でも、なぜか

みんなが自分と同じだと思い込んでいた。

同じまでいかなくても

似たようなこと考えてると思ってた。

 

常識

 

みんなの共通ルールだと思ってた。

 

でも、全然違った。

 

結局私がいつも考えていたのは、

みんなにとっての、

じゃなかった。ってこと。

 

自分にとっての優しさとは何か?

自分にとっての正しさとは何か?

自分にとっての幸せとは何か?

 

 

本当の優しさを探し続けていれば、

いつか

本当の優しさと出会えると思ってた。

 

お坊さんが修行した先に、

習得できる何か絶対的なモノが外側にあって、

私の方へやってくるような

自分から飛び込んでいくような、

どちらかなんだと思ってた。

 

どこかに辿り着くべき正解があって、

人生ってのは、

それを探しに行く旅

なのかと思ってた。

 

でも、探しても探しても見つからなかった。

 

でも、本気で探してた

そのおかげで、

 

「ホンモノ」じゃなくて、

「自分にとって」だった

 

っていうひとつの答えに辿り着けた。

 

そのことが分かっただけで、

本気で長い時間かけて探した甲斐があったと思う。

ってくらい重要なこと。

 

もちろん、この話も

みんなにとってではなく、

あなたにとってでもなく、

例え、

誰にも理解され無かったとしても、

誰かに共感されようが否定されようが、

 

ただ、

「私にとって重要」ってこと。